ご飯を食べない「パレオ脳」

ブレインフードについての情報を集めるのが日課になっていますが、

「情報あつめ作業」

をしていると、必ず出会う言葉があります。

「パレオフード」

という言葉です。

 

パレオとは

「原始時代」

を意味する言葉です。

原始時代、とくに農耕が始まる前の旧石器時代。

日本史で言うなら弥生時代ではなく縄文時代。

 

そんな、まだ農耕を知らなかった頃に人類が食べていたものを

「パレオフード」

と呼びます。

 

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人間は、いや、人間に限らず、現在生きているあらゆる生きものは、長い年月の中で世代交代を重ねてゆっくりと進化してきました。

進化はゆっくりですので、旧石器時代の人類と現代の人類は、進化としてはほとんど同じ、なにも変わっていない、と言われています。

 

これに対し、私たちが食べるもののほとんどは、急速に発展する文明の中で新しく生みだされたものです。

私たちが日常的に口にしているハンバーガーやパスタ、ビザやラーメンは原始時代にはなかったものですし、それどころか米や麦でさえ、農耕を知らない原始時代にはありませんでした。

 

つまり、現代人が食べているものの多くは、進化のスピードをはるかに超えて作りだされたものであり、私たちの体に向いていません。

現代の食べものにフィットするには、私たちの体はそこまで進化していません。

だから、無理が生じている。

 

だから、原始時代の私たちの祖先が食べていたものに戻ろう。

…というのが、

「パレオフード」

の考え方です。

 

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もしこの主張が正しいとすれば、何を食べたらよいのでしょうか?

農耕が始まる以前の人類は、狩猟・採集生活をしていました。

ということは、

  • 狩猟…肉や魚
  • 採集…木の実や野菜・果物など

これが、私たちにもっとも向いている

「本来の食べもの」

ということになります。

 

つまり、

  • 魚介類
  • 海藻
  • クルミなどのナッツ類
  • 昔からあった野菜
  • 昔からあった果物
  • 昔からあった薬草

というわけです。

このなかには米や麦、トウモロコシなどの穀物は含まれていません。

 

ではこれが、ブレインフードとどういう関係があるかというと人間の脳がもっとも進化したのはこのころ(=旧石器時代)を通じてのこととされています。

 

したがって、

「脳にとってもパレオフードは良いはずだ」

というのが、パレオフード推進派の主張です。

 

したがって、

「脳はご飯(お米)を食べたくない」

という理屈になります。

 

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しかし、米(とくに玄米)や雑穀が除外されているところは、日本の「食育」の方針と食い違っています。

日本の「食育」では、

  • ご飯(米)を食べましょう
  • できれば玄米を食べましょう
  • 雑穀も体に良いですよ

というのが、通説ですからね。

はて、どちらが正しいのか…?