肉は食べる?食べない?ベジタリアンは良い?悪い?聞かれたらどう答える?

管理栄養士さんが教えている食育講座などでは、

「バランスよく食べよう」

という解説が行われています。

つまり、肉も大切、野菜も大切、という立場。

 

ただし、現代人は野菜不足になりがちなので、野菜を意識して多めに食べよう、ということになっています。

 

しかし、ベジタリアンやマクロビ系の食育講座では、

「肉は百害あって一利なし」

といった内容の話が出ます。

つまり「バランス」などではなく、そもそも肉は避けなさい、という主張です。

 

そういう主張をする人々は、

  • カール・ルイスさんはベジタリアンになってから陸上競技の成績が上がった
  • ポール・マッカートニーさんもベジタリアンだ
  • アインシュタイン博士もベジタリアンだ

的な話をよくします。

 

実際、アメリカには菜食主義者であることを標榜している有名人は多いですし、アメリカ国民の少なくとも3パーセント(1000万人以上)はベジタリアンです。

 

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その反対に、

「もっとしっかり肉を食べよう」

という主張をする人もいて、そういう方々は、

  • 有名な医師のH先生は、ふだんステーキを食べているから100歳を過ぎてもあんなに元気だ
  • 有名なコンサルタントのF先生も晩年になってステーキを食べていた
  • メジャーリーガーのI選手は野菜を食べずに肉を食べている
  • 登山家のMさんがあの年齢でエベレストに登れるのは、日々の肉食のおかげだ

といった話をしたりします。

 

また、パレオフード(原始人が食べていたものこそ人間が本来食べるべきもの、という考え方)にもとづき、

「原始人は狩猟をしていたのだから肉はたべるべきものだ、」

という主張もあり。

 

糖質制限を拡大解釈して肉食を礼賛する人もいます。

 

書店にいくと

「肉を食べよう」的な本の隣に、「肉は食べるな」的な本が置いてあったりします。

 

どっちやねん、と言いたくなりますね。

 

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実際はどうかというと、

「専門家・権威者のあいだでも意見が分かれている」

というのがおそらく実情でしょう。

 

では、政府の公式見解はどうかというと、管理栄養士系の食育講座と同じで、

「バランスよく食べよう」

つまり肉もOKということになっています。

 

食事バランスガイドにも肉が載っています。

 

管理栄養士は国家資格なので、国の主張と管理栄養士の主張が同じなのは当然なのですが。

 

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さて、そういう状況ですので、

「肉を食べるべきか」

「ベジタリアンになるべきか」

を客観的に決めるのはとても難しいですね。

 

しかもそこに、

「魚はどうなのか」

「卵はどうなのか」

「乳製品はどうなのか」

が絡んでくると、話は一層、複雑になります。

 

したがって、

「肉食と菜食、どっちですか」

と聞かれたときには、

  • 肉食を推奨する専門家もいる
  • バランスを重視する専門家もいる
  • 菜食を主張する専門家もいる

ということをちゃんと説明したうえで、

「どれが正しいか分からないので、いつか将来、白黒がつく日までは自分で好きなほうを選んでください」

「正しい、正しくないで悩むより、美味しく楽しく食べましょう」

という「無責任な回答」をするのが、今のところもっとも客観的ではないかと思っています。

 

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